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2009年 03月 03日
私の職業は建築家です。
そして、不思議ですが物心が付いた頃から、 「建築家になる!」 と言っていました。私の記憶では小学校3年生位の時には既に。それからは、何の迷いもなく当然のように建築の学校に進み建築の職に就きました。 働き始めてからは、「夢と現実の狭間」で何度となく建築から離れようと試みましたが(笑)、その度ごとに私の前に表れる人、風景、境遇が再び建築へと引き戻してくれたように思います。皆さんも職種は違えど同じ様な経験がある人も多いのではないでしょうか? そして、今となっては建築しか出来ない、建築しか能がないヒトになってしまいました!(汗) 今でも、いつも不安で一杯で時折挫折しそうになります…。けれど、常に新しい事にチャレンジして、仕事を通して得た知識や感性がどんどん自分に蓄えられて行く。そして今日も建築というモノつくりをしていける事が最近では嬉しくて嬉しくて、楽しくてたまりません! 「人生の岐路は?」と今聞かれたら 「ラスティック建築研究所入所とイタリア留学」 と答えます。この時まさに大きく舵をきって建築から逸れようとする自分を、再び建築を志すように船路を戻してくれた場所です。あの時にあのヒトに会っていなければ…あの場所に行っていなければ…今の自分はなかっただろうと、今となって思います。不思議ですが、本当に一つ一つの出来事があって今がある。一つの出来事でももし欠けていたらもっと違う自分が今ここにいたかもしれないと思うのです。それは、失敗や後戻りしたことも同様に必要なことだったのです。あの時失敗したからこそ今がある!ですから、けっして失敗はネガティブな事ではないのです。負の要素は、それをプラスへ変えるとても大きな力をくれるのです。 そして昨年新たな地へ移住し、この地で出会った生空感の松田さんを初めとして、建築へ凛とした姿勢で真っ向から勝負している方々にも出会い、大きな刺激を受けています。 今後はこのブログでラスティック建築研究所やイタリア留学についても、お話ししていきますね。お楽しみに! 「パン工房と陶芸のアトリエがある家」計画案模型
by kichi-d
| 2009-03-03 10:15
| 建築
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